IPOセカンダリー投資のすべて!初値決定後の成長株を見極める戦略と市場分析、銘柄選定を徹底解説!

IPO投資は魅力的ですが、抽選の難しさや初値の乱高下がネックです。そこで注目されるのが、IPOセカンダリー銘柄への投資です。本記事では、IPOセカンダリー銘柄投資のメリット・デメリット、市場分析、銘柄選定のポイント、そして将来展望まで、詳しく解説していきます。

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IPOセカンダリー投資が効率良く稼げるって聞いたけど、具体的にどうしたら良いかわからない!という人にオススメの記事です。

IPOセカンダリー銘柄とは?

IPOセカンダリー銘柄とは、新規上場(IPO)後に一定期間が経過した銘柄のことです。初値形成後、市場の評価が落ち着き、より冷静な投資判断が可能となります。IPOの抽選に外れた場合でも、セカンダリー市場で投資機会を得ることができます。

IPOセカンダリー銘柄投資のメリット

IPOセカンダリー銘柄投資には、いくつかのメリットがあります。まず、上場後の業績や株価推移など、分析に必要な情報が豊富に公開されているため、ファンダメンタルズ分析に基づいた投資判断が可能です。また、IPO銘柄と比較して株価の変動が比較的安定しており、長期的な視点で投資に取り組むことができます。さらに、市場の流動性が高いため、売買が容易で、投資資金の回収もスムーズに行えます。

IPOセカンダリー銘柄投資のデメリット

メリットだけでなく、デメリットも存在します。初値が既に形成されているため、IPOのような大きな初値高騰による利益獲得は期待しづらいです。また、成長性の見極めが重要で、業績悪化や市場環境の変化によって株価が下落するリスクもあります。

特に、期待値が高かったにも関わらず、決算で成長性が疑われて大暴落!なんてこともあり得ます。その見極めがかなり難しいと私自身も思っています。

IPOセカンダリー銘柄の市場分析と選定方法

IPOセカンダリー投資のメリット、デメリットを記載しましたが、実際どうしたら良いの?と思われるかと思います。

株価の大暴落のリスクを最小限に抑え、何かのきっかけで高騰するのを待つ。これが基本的なスタンスです。正直言って、いつ高騰するかがわからないので、どこまで持ち続けるか。

ただし、人気のある銘柄は需給にかなり左右されるので、思わぬ方向に動いた場合はすぐに対処が必要です。基本的に株式投資は本業とは別に行なっている人がほとんどでしょうから、購入した値段から10%下落したら自動で売る、のような逆指値でオーダを出しておくのがおすすめです!

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実際、私は<9553>マイクロアド という銘柄で、資産を4倍まで増やすことが出来ましたが、成長性を疑わず持ち続けた結果、最終的にほとんど利益を得ることが出来ませんでした・・・

この時の敗因としては、期待値によって株価が上昇していただけなのに、追加で購入しまくった挙句、決算前にリスクオフの観点から「保有株数を減らす(売却する)」、「もしくは空売りをする」ということをしなかったことだと思っています。株価が期待値だけで上昇するとPERが高くなります。PERが40倍を超えている状態でそのまま決算を持ち越すのは、よほどのことがない限りやめておいたほうが良いと思いました。

もちろん、この株は〇〇という理由から必ず上昇する時が来る!というような確固たる証拠があれば良いですが、なかなかそのような銘柄は少ないです。そのため、決算前に株数を多く持っているのであれば、ある程度減らしておいても良いでしょう。また、株数が少ないようであれば、手仕舞いをしてしまうか、空売りを入れておきましょう。空売りは信用口座を開いていないと出来ませんので、現物のみの取引きしかやらない!信用とか使用しない!というのであれば空売りという選択肢は無くなります。

信用取引は慣れていないと思わぬ落とし穴があったりするので、慣れるまでは空売りもしないほうが良いかなーと私はおもいます。

具体的な銘柄選定のポイント

銘柄選定の際には、以下のポイントに注意しましょう。

  • 上場してから1年以内(できれば半年以内)
  • 1回以上決算を通過しており、今後の成長が期待できる記載がある
  • 増収増益傾向
  • 競合企業が少ない
  • PER的に割安(10〜15倍程度が理想、少なくとも20倍以下)

こういった条件に当てはまる企業はそう多くはないです。IPO銘柄は年間100社程度で、これに合致するのは10社もあれば良いかなーという感覚です。ある意味、銘柄をかなり絞ることができるということです。

IPOしてからしばらくは人気があり株価・出来高ともに高いことが多いですが、1ヶ月くらいするとだんだん両者とも落ち着いてくることがあります。その時点で上記項目が当てはまった時(かなり株価が割安な時)が狙い目と考えます。

ただし、高騰するタイミングは全くわからないですし、さらに株価が下がることもあります。株価は基本的に業績が良いと上昇することが多いですので、市場に注目されるまで安く買って待つ、というのがこのスタンスです。

保有の有無に関わらず、決算短信や決算説明資料はちゃんと目を通しましょう。業績修正が無かったとしても、自分が想定していた進捗から悪くなっていると感じた場合は保有するのをやめた方が良いでしょう。例えば、売上が減っているとかですね。その要因についても決算短信や決算説明資料に記載されていることが多いですので、チェックした上で問題ないと判断すれば保有(購入)をします。

損切りに関しては、購入時より10%-20%程度も落ちるようであれば一旦手放すのもありでしょう。決算短信等では進捗通りであったとしても、今後の期待値が薄いと判断された場合は売られることもあります。損失の管理はかなり重要ですので、購入価格から20%を超えたら無条件て売れるように逆指値オーダーをしておくのも手だと思います。

IPOセカンダリー銘柄投資の将来展望

IPO銘柄は数が限られておりますので、情報を深く読み込むことが比較的安易かと思います。誰かに勧められた銘柄を選定するよりも、自分で選定していくことが出来るようになれば、一生稼ぐことの出来る技術となるでしょう

当サイトでも銘柄の紹介等は行っていくつもりですが、是非皆様も自分で銘柄を選定するということが出来るようになればと思います。とはいえ、私もまだまだ勉強中ですので偉そうなことは言えないのですが、IPOセカンダリー投資で爆益も爆損もしているのでその辺の話もできればと思います。

とにかく、どの株でも大体同じではありますが、

  • 銘柄選定
  • 購入のタイミング
  • 売却のタイミング

この3つが最重要と考えています。IPOセカンダリー投資は、この3つの中でも銘柄選定、購入のタイミングが比較的つかみやすいかと思いますので、私はおすすめします。

まとめ

IPOセカンダリー銘柄投資は、適切な分析と銘柄選定を行うことで、大きなリターンを狙える可能性を秘めています。メリットとデメリットを理解し、市場動向や企業の状況を把握しながら、中長期的な視点で投資に取り組みましょう。

※あくまで上記は私見です。投資は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

がんの認定を取得している大学病院勤務の薬剤師。
2児の子をもつが、給与だけでは困窮するため株式投資にトライ!
IPOセカンダリー投資で1年も経たずに資産4倍まで達成するが、その後は軟調ペース。色々な投資手法を試すがやはりIPOセカンダリー投資が一番リスクとゲインのバランスが良いと考え翻弄中。
IPOして間も無い銘柄を研究して伝えたいと思いこのブログを設立。

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