【2024年12月13日発表】212A:フィットイージーの決算と株式投資のポイント

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フィットイージーの決算と株式投資のポイント

フィットイージー株式会社の2024年10月期の決算が発表され、業績がとても良い結果となりました。この記事では、同社の成長や株式投資について、わかりやすく解説します。今後の成長性や投資のチャンス、注意点についても詳しく見ていきましょう。

前回の決算は私がこちらに記載しておりますので、前回の決算内容が気になる方は御覧ください。

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2024年の決算はとても良い結果

フィットイージーの2024年10月期の決算は、売上高が66.7億円、営業利益は16.3億円、純利益は10.8億円になりました。これは、前の業績予想を超える結果で、会社がしっかりと成長していることがわかります。大きな伸びを見せた背景には、積極的な出店戦略と独自のサービス展開があります。

特に全国にたくさんの店舗を出店したことや、他のジムとは違うサービスが人気を集めたことが成長の理由です。フィットネス市場は競争が激しい中でも、フィットイージーは独自のビジネスモデルで差別化し、成長を続けています。

店舗数が増え、独自のサービスが人気

フィットイージーは新しく42店舗を出店し、全国の店舗数は179店舗になりました。さらに、酸素ルームやゴルフシミュレーターなど、新しいサービスが人気を集めています。これらのサービスは、ただ筋力トレーニングをするだけではなく、楽しみながら健康を維持するための仕組みとして利用者に受け入れられています。

店舗ごとの会員数も増えており、1店舗あたりの平均会員数は順調に増加しています。これは、フィットイージーが会員満足度を高める取り組みをしている証拠です。既存店舗の業績も安定しているため、新規出店がプラスに働いています。

このような特別なサービスが、他のジムとの差別化につながり、会員数の増加にも大きく貢献しています。また、新しいサービスの導入によって、フィットネスクラブだけでなく、生活の一部として利用されるようになってきている点も見逃せません。

2025年の予想は保守的 もっと伸びる可能性も

2025年10月期の業績予想では、1株当たり利益(EPS)が83.33円とされています。しかし、今回の決算も予想を超えたことから、2025年の予想も低めに設定されている可能性があります。

もしEPSが100円まで伸びた場合、現在の株価は割安に見えるかもしれません。フィットイージーがさらに成長すれば、予想を大きく超える結果になることも考えられます。成長が続けば、PER(株価収益率)が20倍を下回る水準となり、投資家にとって非常に魅力的な銘柄になるでしょう。

現在の株価が2000円を超えているため、少し割高に見えますが、上方修正が出る見込みと考えれば比較的割安感もあります。滅多に起こらないとは思いますが、1600円〜1700円くらいまで下がるようであれば、安全に投資できるチャンスかもしれません。もちろん、環境因子(世界情勢とか同時株安とか)で下がった場合は買い時ですが、成長性に疑問符がついた場合は売り時です。要は、投資のタイミングが重要ということになります。

株主への利益還元が魅力的

フィットイージーは2024年に1株当たり20円の配当を実施しました。2025年には21円に増やす予定です。配当金が増えていることから、会社が株主を大切にしていることがわかります。株主還元を重視する姿勢は、長期投資家にとって安心材料となるでしょう。

このような安定した配当は、長く株を持ちたい人にとって、とても魅力的なポイントです。フィットイージーは今後も安定的な配当を継続する方針を示しており、株主にとって非常に魅力的です。

配当金の株価に対する割合としては物足りないかもしれませんが、株価の下支えという観点からは良いといえるでしょう。成長を期待する企業に求めることは配当による還元よりも企業の成長です。配当はほどほどに、成長するための経費として利益を利用しているフィットイージーは良いバランスであると私は考えています。

株を買うときの注意点

ただし、投資をする際にはリスクも考えなければなりません。フィットネス業界では、他のジムがどんどん参入してきているため、競争が激しくなる可能性があります。価格競争が激しくなると、会員数の伸びが鈍化したり、利益が圧迫されることも考えられます。

また、新しい店舗を増やすためにかかるお金が、短期的には利益を減らすことも考えられます。新規出店は長期的な成長につながる一方で、初期費用や運営コストがかかるため、短期的な利益を押し下げる可能性があります。

投資を考える際には、こうしたリスクを理解した上で、株を購入するタイミングや持ち続ける期間についてしっかりと戦略を立てることが大切です。なお、フィットイージーはKPIとして会員数と店舗数を毎月提示してくれています。これを成長性の指標として使用することが出来ます。

まとめ

フィットイージーは成長を続けている魅力的な企業です。2025年の予想は少し低めに見えますが、会社の成長が続けば、今の株価でも長期的には利益が出せるかもしれません。投資のタイミングを見極めることで、さらに大きなリターンを得る可能性があります。

短期で投資を考えている場合は、環境因子で株価が下がったときに買って、戻ったときに売るのが良いでしょう。一方、長期での成長を期待する場合は、フィットイージーの配当政策や成長戦略に注目し、株を持ち続けることが有効です。

私自身は現物株を保有しながら、場合によっては信用取引も使用して株価が下がったら短期的に購入・売却する戦略で考えています。今後もフィットイージーの成長と株価の動きに注目しながら、投資を続けていきます。

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この記事を書いた人

がんの認定を取得している大学病院勤務の薬剤師。
2児の子をもつが、給与だけでは困窮するため株式投資にトライ!
IPOセカンダリー投資で1年も経たずに資産4倍まで達成するが、その後は軟調ペース。色々な投資手法を試すがやはりIPOセカンダリー投資が一番リスクとゲインのバランスが良いと考え翻弄中。
IPOして間も無い銘柄を研究して伝えたいと思いこのブログを設立。

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